2010年04月25日
悲しい相談

今日の保険相談はちょっと変わった内容でした。
本日3回目の相談のF様は、保険の見直しも順調で、つい先日は奥様のご契約をいただき、今日の相談はどんな内容なのかと思っていましたら、何やら困った相談です。
実は、F様の昔からお世話になっている方が外資系の生命保険の営業をしているそうですが、今月のノルマが足りなくてF様にお願いに来たそうです。
F様としてはお世話になった人だから助けてあげたいと思うけど、『保険は自分に必要なものを、自分で選んで自分で決る事にしたから』
と、お断りをしたそうですが、『お願いします。お願いします。』の一点張りで困ってしまったそうです。
外資系営業マンからもらった設計書の内容もよくわからないし、ノルマのためだけに付き合ってあげるにしても訳のわからないものには加入できないから内容を見てほしいと。
設計書の内容を、わかる範囲でお話させていただくと、当然のことながらF様のニーズに合った内容ではない事はわかります。
F様にとってもその営業マンにとっても不幸なことです。
なぜ、こんな事が起こってしまうのでしょうか?
例えば、
車屋さんが今月のノルマが足りなかったら?
お付き合いで車を買ってもらえるでしょうか?
住宅メーカーの営業マンが、今月のノルマが足りなかったら?
『お願いします』の一点張りでおウチが売れるのでしょうか?
無理ですよね。
でも、保険屋さんは『お付き合い』や『お願いします』で保険を売ってしまっているんですね。
たぶん、この営業マンに限らず、”お願い営業”をやっている保険屋さんはたくさんいると思いますし、そんな保険屋さんからお願いされて契約書に印鑑を押してしまった人はたくさんいると思います。
本当に悲しいことです。
必要のないものを無理やり買わされたら、人はその人に対して不信感を抱きます。
保険も同じですよね。
実際に保険の相談をしたいと思う時が来ても、もう二度と同じ保険屋さんには相談しないでしょうね。
そして、別の保険屋さんに相談しますね。
でも、その保険屋さんも同じように必要のない保障まで無理やり押し付けてきたら、、、、、、、
『保険』に対して悪いイメージになりますね。
でも、みんな保険に入っています。
保険は家族や自分を守ってくれるとても大切なものです。
いけないのは、『保険屋さん』の営業です。
F様は『あんな営業していたら友達なくすよ』と仰っていましたが、私もその通りだと思いました。
F様のように、自分にとって必要な保険を自分で選んで自分で決めるという方のお手伝いをする保険屋さんが増えていけば、『保険』のイメージは良くなっていくと思います。
Posted by 番頭しばはし at 22:11│Comments(0)
│まつもと保険相談センター