番頭日記

まつもと保険相談センターの高橋社長は、MDRTの終身会員です。


MDRT？？？


なんじゃらほい？ですね。


MDRT（Million Dollar Round Table）とは、生命保険と金融サービスのプロフェッショナルとして、世界中から認識されている国際的な独立組織です。



ザックリ言ってしまえば、世界的に認められたプロの保険屋さんです。
MDRT会員になるためには、法令遵守はもちろんのこと、毎年の入会基準をクリアーしなければMDRTのタイトルは得られません。
保険屋であれば多くの人が憧れ、目指すタイトルです。
でも、そうそう簡単に認定される基準ではありません。


番頭は、保険会社で営業をしていたころから数えても、名刺にMDRTのロゴの入っている保険屋さんには3人しか会ったことがありません。（もちろん長野県内のMDRT会員の方はもっといらっしゃいますが）
その内の1人が弊社社長です。社長は10年以上MDRT会員の認定を受け、現在では終身会員です。



3年ほど前、私が生命保険会社で代理店営業（ソリシター）をはじめて間もない頃、当時、代理店の高橋さん（現在：弊社社長）が『MDRT流仕事観、仕事術』というセミナーを開催するという話を聞きつけ、私も参加させてもらいました。



そこでの高橋さんの話は、代理店営業をやっていた私にとって大変衝撃的で、目からウロコ状態でした。



一番印象に残ったのが、何よりお客様の利益を優先させるという気持ちとその行動です。



高橋さんは、代理店として独立する前はソニー生命のライフプランナーであり、当然ソニー生命の商品しか扱うことはできず、高橋さんのお客様はすべてソニー生命のお客様でした。
そんな中、タバコを吸わない人に対して保険料を安くするというリスク区分ができたそうです。
今までと同じ保険金額・保障内容なのに、タバコを吸わないだけで保険料が安くなるというもので、場合によっては2〜3年前に生命保険に加入した人でも、新たに加入し直した方が安くなることもあります。



お客様にとっては、保障内容は変わらないまま保険料が安くなるのならとてもありがたいことです。
当然教えてあげた方が良い事はわかります。





でも、これが実は出来そうで出来ない事なんです。





ライフプランナーや代理店の収入は、お客様が保険契約をしていただくことで保険会社からいただく手数料という名の報酬です。お客様が保険を解約してしまえば、手数料は打ち切りです。解約の時期によっては、いただいた手数料を保険会社に返金しなければいけないケースもあります。
しかも、Aさんが保険を解約して、また再度保険に加入することを保険用語で乗換契約と呼び、ある一定期間内に同一保険会社で乗換契約をした場合は、Aさんに対する前契約の手数料も新規契約の手数料もいただくことができない場合があります。



つまり、お客様にとってはハッピーでも保険屋にとってはアンハッピーです。
何もしなければ今まで通り手数料をいただけるのに、お客様にとって良かれと思って安い保険に変えてあげたら手数料はゼロです。場合によってはマイナスです。



こういう事はたぶん多くの保険屋さんが直面してきている事だと思います。
でも、自分の肉を切ってでもお客様の利益を優先できる保険屋さんはいったいどのくらいいるのでしょうか？



高橋さんは、自分のお客様の中で、新たに加入し直した方が保険料が安くなるお客様全員に教えてあげたそうです。



当時の番頭にとっては、本当に衝撃でした。



世の中にはこんな保険屋さんがいるんだ！！！
正直驚きました。
そして嬉しかったです。
セミナーの最後に高橋さんが、保険業界のイメージを良くしたいと言っていたことにも共感できました。



番頭は今、その高橋さんと一緒に仕事させてもらえて、間近でMDRTの仕事を見せてもらえています。



今日も、新規の保険相談があり、久し振りに社長（高橋さん）の隣で話を聞かせてもらい、改めてスゴイ人と一緒に仕事をしているんだなと、実感しました。
保険に関する知識や経験はもちろんですが、やはりお客様にハッピーになってもらいたいという想いがあるからこそ、お客様に選ばれ、喜ばれ、お客様からの紹介が絶えないんだなと思います。
1年弱、社長と一緒に仕事をしていますが、毎週毎週よくこんなに東京へ行く仕事が尽きないものだと思うほど、お客様からお呼びがかかります。



番頭は本当に素晴らしい環境で保険相談の経験を積むことができ、幸せです。
そして番頭と同じように、MDRTの高橋さんの仕事を間近で見て、一緒に成長していく意欲のある保険屋さんが増えていけば嬉しいと思います。