2010年09月18日
東洋医学

先日、東洋医学の話を聞く機会があり、親友のろくまる子ちゃんと、ウチの母と一緒に東洋医学について少しお勉強をしてきました。
ろくまる子ちゃんから教えてもらったこの『東西医学』という本も、とても興味深く面白いです。
私は今まで健康法といえば『水分をたくさん摂る』『塩分を控える』というのが常識で、高血圧や高脂血症、がん、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの予防になると信じ込んできました。
きっと私だけでなく多くの日本人はそう信じていると思いますし、テレビや新聞でもよく目にしますし、高血圧症や高脂血症の人は医者からも『水をたくさん飲むように』『塩分は控えて』と言われていると思います。
ところが、この健康法は西洋医学の考えであり、東洋医学では水分の摂りすぎは『水毒症』と言われ万病の元になると考えられているそうです。
『ええぇぇぇっっ!!!』
『そんなバカな!!!』
と、思ってしまいましたが、実際ここ30年間で医者の数は倍増し医学も飛躍的に進歩しているのに、毎年がんの罹患者数は増え続け、がんの死亡者数も年間約33万人に達しています。
がんだけでなく、高血圧症約6,000万人、糖尿病(予備軍含む)約1,620万人と恐ろしい数の日本人が生活習慣病と呼ばれる疾患になっているそうです。
水分を多く取って塩分を少なくするとどうなるんでしょうか?
東洋医学でいう水毒症状の一つとして、まず体温が下がります。
水分の摂りすぎは体を冷やし、塩分は体を温める作用があるそうです。
へぇぇ
番頭は平熱が低いです。
普段から体温を測る習慣はありませんが、たまーに測ってみると、たいだいいつも35度台です。
風邪で熱の症状が出た時でも36度8分~37度ぐらいまでしか上がらず、高熱が出て翌日治るというようなタイプの風邪はここ数年ひかなくなり、いつまでもダラダラと治らない質の悪い風邪をひきます。
人間でも動物でも、具合が悪い時は熱が出て食欲がなくなります。
体温が平熱より1度下がると免疫力が30%以上低下し、逆に平熱より1度上がると免疫力は5倍~6倍になることがわかっているそうです。
寒い時は体がかじかんで運動能力が低下するのと同じで、白血球の動きも低下しますが、熱が出ると白血球の動きも増強するそうです。
また、風邪の時に食欲が落ちて空腹になれば血液中の栄養素が不足し、白血球も空腹になるため病原菌に対しての食欲が旺盛になるそうです。
なーるほど。だから番頭の風邪がなかなか治らないわけですね。
夏場も毎日ジャスコのエアコンの中にいるのであまり汗もかかず、しかも運動不足で基礎代謝が悪いうえに水分ばっかり摂っています。(ビールもそれなりに)
そしてまた、番頭は塩分が苦手です。特に調味料がダメなんです。ドレッシング、ケチャップ、ソース、マヨネーズが。
サラダやおひたしは基本的には何もかけません。塩も。
ただの生野菜を馬のように食べます。
先日の健康診断でも尿検査が、蛋白(±)、尿潜血(+)と言う結果になり腎機能も弱っているようです。
東洋医学的に考えると番頭はものすごく不健康ですね。
他にも体温が低いと血液中の脂肪の燃焼が悪くなり、脂っぽい食事を控えている人でも高脂血症になってしまうとか、体温が低いために血管が縮み血流が悪くなり、心臓が力を入れて全身に血液を押し出すことによって高血圧になってしまうとか、アレルギー、アトピー、喘息、膠原病、リウマチ、メニエール病、甲状腺障害、うつ病、がん、など低体温、水分の摂りすぎ、塩分不足からなる病気がたくさんあるようです。
そういえば、がんの治療法に『温熱療法』というのがありますね。がん細胞は39.3度で死滅するなんて言われているのはそういうことなんですね。
東洋医学では、陰(体を冷やす食べもの)と陽(体を温める食べもの)を、季節や生活環境に合わせてバランス良く取り入れ、食事は粗食を良く噛んで食べ、腹八分目、運動や仕事で筋肉をつけ、良く笑うこと、そして『氣』の流れ(経絡)も健康に深く関係しているそうです。
おばあちゃんの知恵袋みたいですね。
体温を上げ、免疫力をつけ、自分の健康は自分で手に入れたいです。