2012年02月05日

おばあちゃんの入院




先日、94歳になるウチのおばあちゃんが自宅で転んでお尻の骨を骨折しました。


今までも転んで腰の痛めたりしたことはありましたが、ベッドに移動させるだけで『ひぃーひぃー』痛がって、ただ事ではありません。


看護師を定年まで勤め上げた母が帰宅して、おばあちゃんの様子を看たら『入院だね』と即決し、病院に運ぶ手段を考え始めました。


おそらく骨折しているおばあちゃんは、ちょっと動かしただけでも痛がるので、普通に車に乗せて病院に連れて行くことはできません。

そうかと言って、救急車を呼ぶほど緊急でもなく、そこで介護タクシーなるものを呼んで、病院まで運んでもらいました。

最近は、介護タクシーなんて交通手段もあるんですね。
初めて知りました。


さて、病院に運ばれたおばあちゃん、母の予想通り、骨折していて、しかも手術が必要とのこと。

94歳のおばちゃんが、全身麻酔で手術をするなんて!!
医学ってすごいですね。


ただ、手術をしても今まで通りに自分の足で歩けるように回復するかどうか、わかりません。


家族が一番心配なこと、『介護』です。


このまま歩けなくなってしまったら、どうしよう。


おむつ交換、食事、着替え、お風呂、、、、
身の回りのことをすべて手助けをしなければいけません。

介護認定を受ければ、ヘルパーさんを頼んだり、デイサービスを活用できたりするとしても、やはり家族の負担は増えます。


しかも、入院した翌日に家族がお見舞いに行ったら、急に変な事を言い出したと言うんです。
午前中に姉がお見舞いに行ったときは、まともに話ができたのに、午後には訳のわからない事を言い始めて、まるで認知症のような症状になってしまったそうです。


看護師の母は、『年寄りは突然生活環境が変わったり、ショックな事があると、一時的に認知症のようになる』と言っていましたが、このまま認知症になってしまったら、、、

介護の心配と同時に、以前のおばあちゃんとはもう話ができなくなってしまうかも?という不安もでてきました。


しかし、2日前に無事に手術を終え、昨日会いに行ってみると、いつもの良く喋るおばあちゃんでした。


母の言っていた通り、一時的なもので、本当に良かったです。


昨日からリハビリも始まったそうです。
おばあちゃんは痛くて歩けないと言っていましたが、頑張ってリハビリをしてまた自由気ままで元気なおばあちゃんに戻ってほしいと思います。



たまたまおばあちゃんが入院した翌日に、ソニー生命の介護セミナーがあり、東京までセミナーを聞きに行ってきました。
セミナーの内容は介護施設に関するものと、その費用についてでしたが、介護を要する人は今後増え続けていくこと、またそれが身近にあることを、おばあちゃんの入院をきっかけに知ることができました。


今まで、家族の介護なんて真剣に考えたことがなかったのですが、今回初めて他人事ではないんだなと、感じました。


看護師の母にとっては、おむつ交換も慣れっこだと思いますが、私はおばあちゃんのおむつ交換を日常的に出来るのだろうか?
また、いずれ父や母にも同じ事が起きたら献身的な介護をすることができるのだろうか?

口では、私が両親の面倒をみていくと言っても、実際に介護を長期に続けていくことは本当に大変だと思います。


お金があれば、介護サービスを受けるとか、介護付きの老人ホームに入るとか、色んな選択肢はあるんでしょうが、本人がそれを望むのか?その費用は誰が負担するのか?


遠い将来のことのようですが、いずれ通る道なので、今から少しずつ考えていかなければいけないです。


今後は介護保険も上手に活用して、老後を幸せに生きるための準備をしていった方が良いですね。





その前に結婚か(笑)






  

Posted by 番頭しばはし at 20:13Comments(2)介護保険

2010年10月29日

介護保険




私のウチには今年94歳になったおばあちゃんがいます。
耳が遠いのと、体のあちこちが痛いと言ってはいますが、とても元気です。
日常生活は一人で何でもできます。
ご飯もしっかり食べますし、てんぷらと餃子が大好物で、ケーキやドーナツも大好きです。
油っぽい食べ物でも全く抵抗なく何でもモリモリ食べます。
胃腸が丈夫なんでしょうね。



ウチはおばあちゃんが丈夫でいてくれるので、今のところ『介護』で困ったことはありません。
私は家族がみんな元気で、親戚にも介護を必要とする方が誰もいないため、今まで介護についてはあまり考えたことがありませんでした。



でも、脳卒中やケガがきっかけで寝たきりになってしまうケースは多いと聞きます。
もしも、家族の誰かが寝たきりになってしまったら、、、、



ご飯が自分で食べれないとか、歩けないとか、着替えもお風呂もトイレも一人で出来なくなってしまったら、家族で協力し合って助け合いができる家庭は良いですが、そうでない場合は仕事をやめて介護をするか、お金を払って他人に頼むか、、、
いずれは覚悟しておかなければいけない事だと思いますし、また遠い将来自分自身も寝たきりになってしまう可能性はゼロではないですね。



最近、各保険会社で『介護』に対する保険が発売されています。
来月から、ソニー生命では終身介護保険をリニューアルし保険料が割安になり、東京海上日動あんしん生命では介護状態でも支払対象の終身保険が発売されます。



『介護』は今や社会的問題になりつつありますし、少子高齢化に伴い公的年金だけでなく介護保険制度の見直しも始まっています。
『介護』は他人事ではなく、誰にでも可能性はあります。
老後の年金だけでなく介護に掛る資金の準備も必要ですね。









  

Posted by 番頭しばはし at 20:56Comments(2)介護保険