2010年06月10日
生命保険の加入

生命保険や医療保険など、保険に入るためには健康状態について保険会社に告知をする必要があります。
現在の健康状態や過去の既往症によっては保険に入れない場合や、入れても通常の保険料より高い特別保険料を払うという条件が付いたり、身体の一部を保障しない部位不担保という条件が付いたりします。
また、毎年受ける定期健康診断で、中性脂肪が高かったり、肝数値が高かったり、便潜血が出たり、心電図でちょっと不整脈があったり、こんなことだけでも保険に入れない場合があります。
普段の健康診断の結果で、例えば中性脂肪が高くて標準の基準から少し外れてしまって、経過観察を指摘され食生活の改善を指導されたとしても、ほとんどの人が自分は病気だと思うことはないでしょう。
まさか、たったこれだけの事で保険に入れないとは思いもよらないですね。
でも、保険加入の際には制限を受けることがあります。
保険とは、そもそも『一人が万人のため、万人が一人のため』という相互扶助の精神から生まれたものです。
たくさんの人がお金を出し合って、万が一亡くなってしまったときはその家族に、入院してしまった時はその本人に、保険金や入院給付金を支払います。
みんなで助け合って成り立っているわけですから、極端に健康状態が悪かったり、危険職種の人が全く同じ条件で保険に入れてしまえば、不公平がおきます。
なので、保険会社は保険加入の際には健康状態や職業についての告知を求めます。
査定の結果、死亡リスクや入院のリスクが高いと保険会社が判断をすれば、保険に入れないか、入れても割増の保険料を払うとか、一定期間死亡保障が削減されるとか、入院・手術をしても既往症のある身体の一部は保障しない等の条件が付きます。
我々保険屋としては、お客さまが自分や家族のために保障を確保したいという希望を叶えてあげたいと思いますので、既往症をお持ちの方や健康診断で指摘を受けてしまった方でも、無条件または軽い条件で加入できる保険会社を探します。
保険の告知書(健康状態に関するアンケート)の質問項目に対して正確に告知をしていただきますが、告知書も各保険会社によって微妙に違いますし、査定結果も違います。
例えば、2年前に胃のポリープを切除する手術をした人で、全く同じ内容を告知書に記入しても、A社は入れない、B社は入れるけど高い保険料を払う条件付、C社は全く無条件で加入できる、というように保険会社によって査定は異なります。
また、過去に生命保険の加入を断られてしまったという方でも、別の保険会社だったら加入できるケースもあります。
家族や自分のために入る保険ですが、保険は基本健康でなければ入れません。
すでに保険加入や見直しを諦めている方も、場合によっては見直しをすることが可能です。
まつもと保険相談センターにも、『過去に病気をしたから保険に入れないのでは?』と不安を抱えて相談に来られる方がいらっしゃいます。でも、実際には新たな保険に加入でき、必要な保障をちゃんと確保できたうえ、毎月の保険料負担も少なくなったという方もいます。
健康状態や既往症で保険の見直しを諦めてしまっている方も、是非相談にお越しください。