2010年04月02日

先進医療




まつもと保険相談センターに相談にお越しいただくお客様の中には、『先進医療』を受けた時に支払われる医療保険に入りたいと言う方が増えてきました。


通常、病気やケガで治療を受ける時は、私たちは公的医療保険の適用となる治療を受けますので治療費は3割負担で済みますし、高額な治療を受けた場合でも、高額療養費支給制度の申請をすれば、1ヶ月の自己負担限度額を超えた分(約8万円)は払い戻されますので、入院や手術を受けた場合の治療費に対する1ヶ月の自己負担額は10万円以下で済みます。


公的医療保険適用の治療であれば、従来の医療保険でも十分に治療費や諸費用を賄うことができますが、最近は『先進医療』なんていう言葉を良く耳にします。
テレビCMでもアヒルやネコが『先進医療』と歌っていますね。


『先進医療』とは、大学病院などで実施される先端医療のうち、厚生労働大臣の承認を受けた医療技術のことを言い、また先進医療は医療技術ごとに承認された医療機関でしか受けることができません。
公的医療保険の適用であれば3割負担で済む治療費ですが、先進医療では、技術料は全額自己負担となります。
(先進医療の技術料以外の診察・検査などは公的医療保険の適用となります。)


この先進医療は毎年4月に見直しをされ、今まで先進医療になっていたものが保険治療になったり、逆に全額自己負担の自由診療になったり、また新しい医療技術が先進医療と認められるようになったりと、年々変わっていきます。


今年もまた見直しをされ105種類の先進医療が厚生労働省のホームページで確認できます。


現在認定されている先進医療の中には、技術料が300万円以上にもなるがん治療や、30万円ほどの冠動脈の治療など、自己負担となる金額は一定ではなく、治療によって大きく変わってきます。


このような新しい医療技術の進歩に対応できるように保険会社は次々と新しい保険を開発してしています。
『先進医療』を受けた場合でも技術料の全額が支払われる医療保険も増えてきました。
長野県では先進医療を受けられる医療機関はまだまだ少ないですが、この先きっと増えていくと思います。


病気にはなりたくないですが、万が一に備え、番頭も先進医療特約の付いた医療保険に入っています。





  

Posted by 番頭しばはし at 22:01Comments(0)医療保険