2009年08月13日

先進医療

最近、各保険会社が新しい医療保険を発売してます。
“保障は一生涯、日帰り入院から保障します”なんてのは当たり前になりつつあり、手術の保障や通院の保障を手厚くしたり、“健康保険の対象外である先進医療も保障します”なんて会社もあります。


先進医療?
お聞きになったことはありますか?


先進医療とは、「治療効率が高い」「体に優しい」「回復が早い」など、これまでにはなかったメリットを持つ医療技術です。


通常、医療機関で診療や検査を受けた場合、健康保険が適用され、治療費は1割~3割の自己負担となります。これらの治療や検査を一般診療(保険診療)といいます。しかし、中には健康保険の適用とならない進んだ医療技術があり、これら自由診療(保険外診療)を受診すると全額自己負担になります。
先進医療とは、そうした進んだ医療技術のうち、既に一定の実績を持つ技術に対し、公的医療保険の適用を前提に厚生労働省が認定した医療技術のことで、平成21年8月1日現在で93種類の医療技術が登録されています。

例えば、今注目されている先進医療の1つに『重粒子線』という放射線の一種で、肝臓がんや前立腺がんなどの固形がんに係る治療があります。“切らずに治療できる”“副作用が少ない”“治癒率が高い”などのメリットがある代わり、1回の治療にかかるお金がなんと!300万円もかかってしまいます。


最近の医療保険やがん保険には、この先進医療による治療を受けたとき、“先進医療の技術料を保障します”という特約を付けられる会社が増えてきています。


保険会社も医療技術の進歩や公的医療制度の改定に合わせて、顧客ニーズにあった商品の開発をしているんですね。  

Posted by 番頭しばはし at 17:05Comments(0)医療保険