2010年03月15日
払い済み保険で保険の見直し

本日相談にお越しいただいたA様は、現在の保険の掛け金を安くして必要な保障だけを残したいとのご希望でした。
お子さんも成人され、あと数年で定年を迎えられるA様は、在職中は企業保障が充実しているので大きな死亡保障は必要ないけど、お葬式代ぐらいの死亡保障と、病気やけがに備える入院保障、がんになってしまった時の治療に備えるがん保障を必要とされておりました。
現在の保障内容は、
①K生命の終身死亡保障が500万円+終身入院保障が日額5,250円(75歳払込満了)
②共済の終身死亡保障が200万円+60歳までの入院保障が日額5,000円(前納で払込満了)
③A生命のがん保険が、がん入院日額30,000円(終身払)
この保障内容に対し毎月の保険料支払額は約22,000円
①と②については入院5日目からの保障
そこで、①の保険を払い済み保険に変更してみる事をご提案させていただきました。
払い済み保険とは、それまでの積立金や解約返戻金などを元に、契約できる分の保険金額に変更することをいいます。保険金額は小さくなりますが、保障期間は一生涯続き、その後の保険料の支払いはなくなります。
K生命の500万円の終身保険を払い済みにした場合の保険金額は、終身死亡保障が233万円+終身入院保障が日額2,000円でした。
減ってしまった入院保障は掛け捨ての終身医療保険(日額5,000)に新たにご加入いただきました。
さらに、20年以上前に加入されたがん保険も、掛け金は割安ですが今のがん治療には対応できていないため、新たながん保険を提案させていただきました。
がん入院は5,000円、がん診断一時金やがん手術、がん通院の保障も付いた保険をお選びいただきました。
見直しの結果、、、
①の終身500万円の保険は月払保険料が約18,000円だったのを払い済み保険に変更したので、保険料は0円。
③のがん保険は約4,000円だったのが、新たにご加入いただいたがん保険が2,922円。
新たにご加入いただいた医療保険が3,865円。
よって月々の支払保険料は6,787円になりました。
A様のように10年以上前に加入した終身保険がある場合は、必要に応じて払い済み保険が活用できます。