収入保障のがん保険

番頭しばはし

2010年06月30日 21:51





アクサ生命から、『収入保障のがん保険』という今までにない全く新しいタイプのがん保険が発売されました。



いろんな保険会社が次々と新しい保険を発売してきますが、そもそも何で『がん保険』なんて保険があるのでしょうか?


『がん』だって病気なんだから、『医療保険』があれば十分じゃないか?と。
確かに、入院や手術をした場合には医療保険(入院保険)から給付金が支払われますし、高額療養費制度を考えれば自己負担額には上限がありますから、『がん』だからと言って『がん診断給付金』で何百万ももらう必要はないのでは?と考える方もいらっしゃいます。


実際、私自身も私の家族も、幸いがんに罹った経験はありませんので、がん治療にどれほどのお金がかかるのか全く想像ができません。


しかし、なぜ『がん保険』が存在するのでしょうか?


『糖尿病保険』とか『心筋梗塞保険』『脳卒中保険』『腎臓病保険』なんて言葉は聞いたことがありませんが、『がん保険』はありますね。


まずは、それだけ『がん』に罹る人が多いということです。
がん罹患者数は年々増加傾向にあるといわれています。
1年間に新たにがんに罹る人は約65万人、がんで継続して入院・通院をしている患者数は約128万人にもなるそうです。


また、現在の日本人の死亡原因も残念ながら第一位は『がん』で、年間33万人もの方ががんで亡くなっているそうです。



まつもと保険相談センターに相談にお越しになるお客様の中にも、ご自身ががんと闘ったという方、ご家族ががんで治療をしているという方、また大切なご家族をがんで亡くされたという悲痛なお話をしてくださる方もいらっしゃいます。


そして、やはり治療費が莫大なこと、治療期間が長期になること、などのお話に加え、がん治療は『通院』が主で『入院』が少ない事をお聞きします。


もちろん、がんの部位や進行具合によっても異なりますが、手術をする場合も先に抗がん剤治療でがん細胞を叩いて小さくしてから入院・手術をするケースがあるそうです。
入院も短期で1週間もしないうちに退院して、また抗がん剤やホルモン療法、放射線治療、温熱療法等に『通院』をされるそうです。

こうなると、がん治療に限っては医療保険(入院保険)ではあまり役に立たないケースが出てきます。


そこで、『がん保険』のように『がん』と診断されたら100万円がドーンともらえれば、治療の幅も広がり、治療に専念できます。


そして今月アクサ生命から発売された『収入保障のがん保険』とは、この『がん診断給付金』を年金のように5年間受け取れるというものです。(タイプによっては65歳まで受け取れるものもあります。)
例えば、がん診断100万円のプランに加入した場合、保険期間中(最長で65歳まで)に不運にもがんに罹ってしまった場合、100万円が5年間受け取れます。つまり総額500万円です。


『がん』の恐怖は再発や転移であり、そして治療後の後遺症などもあります。
後遺症は一生涯続く場合もあり、がん治療だけでなく、その後も考えれば500万円という金額は有難いですね。


保険料は
30歳男性
保険期間:65歳 払込期間:65歳
年金年額(がん診断給付金):100万円
年金受取期間:5年間
月払保険料:2,960円

と、リーズナブルです。


誰にとっても『がん』は恐ろしい病気ですが、働き盛りで、守っていく大切な家族がいる人にはとてもリスクが大きいですね。


保険期間は最長で65歳までなので一生涯保障ではありませんが、働き盛りでお子さんが成長するまでの期間限定で、がん治療に対するリスクを軽減させるためには、良い保険ですね。


『がん』にはなりたくありません。
自分も自分の家族も『がん』とは縁のない一生を過ごしたいと思います。
でも、本当に『がん』になってしまう人は増えていますし、自分も例外ではないと考えるようになりました。


1に『予防』
2に『がん検診』

そして、万が一の『がん保険』ですね。




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