本日保険相談にお越しいただいたN様は、現在契約中の保険が再来年で更新となるそうです。
8年前に加入し、10年ごとに保険料が高くなっていく自動更新型タイプの保険です。
現在、毎月支払っている保険料が約22,700円で、2年後には保険料が約43,000円になってしまうので、見直しを検討していらっしゃいました。
そこで、現在加入している大手M社の担当の方から新しいプランの提案を受けたそうです。そのプランだと毎月の保険料は約23,000円になり、今とそれほど変わらない保険料です。内容は死亡保障額を5,500万円から4,000万円に減らして、がんや入院の保障を手厚くしてあります。
パッと見は、保険料もそれほど変わらないし、良いような気もするけど、、、、
でも、提案を受けた新しい保険も10年後にはまた自動更新が来て、保険料は約50,000円になります。
N様は10年後の自動更新が不安だと担当の方に伝えたところ、「またその頃見直しをすればいいから」と言われたそうです。
N様としては、どうも腑に落ちずに、まつもと保険相談センターに相談にお越しになったそうです。
そして、お話を聞いてみると、今まではあまり深く考えずに契約をしており、保障金額もいったいいくらあれば良いのか?、そもそもこの保険がN様の家庭に適しているのか?
外交員さんに言われるがままに契約をしてきたけど、10年ごとに見直しをして行くことに疑問を感じているそうです。
そこで、現在の契約の確認をしていただき、また新たに提案をうけているプランについてもご理解いただきました。
大手生保にありがちな『転換』での見直しプランでした。
この『転換』というのは保険の下取りです。
現在の保険を解約したら受け取れるはずの解約返戻金を受け取らずに、新たな保険に加入(転換)する際の頭金として入れているので、月々の掛け金は安くなりますが、それも10年間の保障に充当してしまいますので、次の更新の際には割引が適用されずに更新後の保険料はグッと高くなります。
事実、N様の保険も新しいプランの保険料は23,000円なのに、10年後の自動更新時の保険料は50,000円となり、倍以上です。
そして、また更新の前になると見直し提案をされ、『転換』『自動更新』を繰り返していく事になります。
これがお客様にとって、ハッピーな事なのでしょうか?
中には、20年以上前の予定利率の高い、いわゆるお宝保険までも転換されているケースもあります。
せっかく若い頃に予定利率の高い保険に入っていたのに、それを敢えて解約させられ、予定利率の低い保険に変えられてしまう。また、本来受け取れる解約返戻金も新しい保険を買うために使われてしまう。
時には、転換した方がお得になるケースもあるのでしょうが、私は未だかつてそんな契約を見たことがありません。
今日のN様も、そもそもの必要保障額を一緒にご確認いただき、それに見合った保障をご提案させていただきました。
もちろん、10年ごとに保険料が高くなっていくようなものではなく、N様もそれを見てホッとしているのがわかりました。
保険は、自分や家族の万が一を守るためのものです。
その保険が、自分や家族を苦しめる原因となってしまっては本末転倒ですよね。
保険に対して不安や疑問をお持ちの方は、是非まつもと保険相談センターへお越しください。