保険の本質

番頭しばはし

2010年02月03日 22:41



本日、飛び込みで保険相談に来られたO様は、可愛いお子さんを2人お連れになり、お2人の学資保険の相談をしたいとの事でした。

上のお子さんが3歳、下のお子さんが0歳と、ちょうど3歳違いのご姉妹ですので、ご長女が大学入学の時にご次女が高校入学と、ちょうどお金のかかる時期が重なります。

そこで、ご次女の学資保険の払込期間を短縮し、中学を卒業するタイミングで払い込みが終わるようなプランをご提案をさせていただきました。

通常、18歳まで払う保険料を15歳までに払ってしまう訳ですから、当然月々の保険料は多少高くなります。

でも、学資保険の相談に来られる方の多くが、現在ご加入中の生命保険も同時に見直しするため、結果的に月々の保険料負担が今までと同じぐらいか、中には今よりも安くなるなんて方もいます。

そこで、O様にも現在の生命保険についてお伺いすると、、、



『実は、生命保険に入ってないんです』と。



『えぇぇ!?』



お子さんが2人もいらっしゃるのに、生命保険に入っていないなんて!!
もし、万が一ご主人様が亡くなってしまったら、遺された奥様と2人のお子さんはどうなってしまうのでしょうか??

国から遺族年金がもらえるとはいえ、その金額をざっと計算してみても、1ヶ月に遺族年金でもらえる金額は14万程度で、それもご長女が18歳まで。その後はご次女が18歳になるまで12万程度。

その金額で、奥様と2人のお子さんが生活して、毎月の家賃を支払って、子供たちを学校に行かせてあげて、、、
ちょっと考えられないですね。





保険には学資保険や、年金保険のように、積立機能がある保険種類もありますが、保険の本質は『保障』です。


そもそも生命保険とは大勢の人々による相互扶助によって、大切な家族を守るためのものです。
自分が支払ったお金が、必ず自分に戻ってくると約束されているものではなく、一人が万人のため万人が一人のためにお金を出し合い、万が一亡くなってしまった人の家族を助けるのが、生命保険です。

つまり、小額の負担で将来の不安を安心にかえる事ができます。
家族を助けてくれるお守りであり、この『保障』という効能を得ることができるのが生命保険です。




O様は、お子さんの教育のためにと学資保険をご検討されていましたが、まずは家族の生活を守る生命保険が重要だという事に気づかれたようでした。


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